社会奉仕リーダー 福岡 直樹

日本で赤い羽根共同募金は、1947(昭和22)年に民間の運動として市民が主体の取り組みとして始まったものであります。

当時は、第2次世界大戦が終わったばかりで、家を焼かれたり、家族がけがをしたり亡くなったりしたことで生活に困窮した子供達が多くおりました。

そこで、困っている人達や戦争で打撃をうけた福祉施設を中心に資金支援する活動として、皆で助け合って行こうと、赤い羽根募金が日本中で行われたとあります。

その後、「社会福祉事業法(平成12年社会福祉法に改正)」という法律をもとに「民間の社会福祉の推進」に向けて、社会福祉事業の推進のために活用されてきました。

そして60年以上たった今、社会が大きく変化する中で、さまざまな地域福祉の課題解決に取り組む民間団体を支援する仕組みとして、また、市民のやさしさや思いやりを届ける運動として、共同募金は市民主体の運動として進められています。

赤い羽根共同募金の70%は募金を受けた市町村で、30%はそこの都道府県で使われるいわば「じぶんの町を良くするしくみ」であります。

毎年の事では有りますが高鍋ロータリークラブでは、高鍋町社会福祉協議会からタスキ、募金箱を借用し中武泰一朗会長が先頭に立って、12月16日(土)16:00~17:00で、鍋町内のスーパーで買い物客の皆様に募金のご協力をお願いしました。

ご協力いただいた浄財は、前日15日(木)の例会でロータリー会員から集まった分と合わせて高鍋町社会福祉協議会へお渡ししました。

町民のやさしさ、思いやりが詰まった募金に社会福祉協議会の方々も喜んでおられました。