尾﨑 敏弘

7月3日、久し振りに蚊口の浜へ行った。高鍋町観光協会の呼びかけで海開き前の蚊口浜クリーン活動に参加したのである。集合時間が6時だったので5時に目覚ましをセットし5時半にはママチャリででかけた。爽やかな早朝の風を感じながら軽快にバイコロジーを楽しもうと思いスタートさせた。だが旧式で安物のママチャリを老人が運転するのではそうもいかず、後ろからつぎつぎと格好いい乗り手が追い越して行った。集合場所の秋山商店前に着いたときはもうすでに一仕事が終わったような感じだった。

蚊口浜が海水浴場として正式に認められたのは昭和28年というから歴史を感じる、海水浴は、子供が小さい時は喜んで遊ぶのでよく行った、随分昔の話である。孫になるとそうはいかない。連れて行こうとすると紫外線が強いのでプール以外では泳がせない方針だとか、そんな軟弱な遺伝子はないと思っていたのだが時代が変わったのか。

ビーチクリーン活動には早朝にもかかわらず、蚊口の子供会をはじめ各種団体、グループなどから1,000人以上集まった。特に蚊口子供会のメンバーは34年も続けているそうで頭が下がるおもいです。

作業は砂浜から木片、石ころ、空き缶、ペットボトル等を拾い集め同じ砂浜に掘られた穴に埋めるのだが、波打ち際に打ち上げられていた大量の木片等はあっという間に片づけられた。予定されていた作業1時間半は1時間で終わった。

まさに人海戦術だった。それだけ多くの人が奉仕活動に参加され、終わったあとは何事もなかったかのように引き上げ、ちりひとつない海辺もありがとうと言っているようだった。今夏の安全を祈る。

清掃活動に参集された方々

清掃活動の様子

清掃前の砂浜

きれいになった砂浜